まずは、何からはじめればいいの?

まずは、何からはじめればいいの?

最近、Skypeを使って、ごく軽いコンサルティングサービスを、モニター的にやらせていただいた中で、 いくつか発見がありました。

中でも、「えー?!これって、意外にみんな、やらないもんなんだぁ…?!!」と、かなり、びっくりしていることがあるので、 今回は、それをお伝えしたいと思います。

なぜって、それ、すっごく重要なことだからです。
絶対に、外せない、超大切なことです。

そして、私にとっては、あまりに当たり前すぎて、「まさか、これをやらないなんて、あり得ない」くらい、 自然にやっていたことなので、かなり衝撃的なことだったのです。

ネット通販ショップ運営時代から続けていること

私は、今は、起業して、フリーランスのコピーライターをしていますが、サラリーマン時代は、 ずっとネット通販ショップの運営の仕事をしていました。

ネットショップ運営の職種では、何回か転職しています。
経験を増やしたかったので、会社を変わるたびに、あえて扱う商品を、あえてガラリと変えてきましたが…

新しい商品を扱い始める時、まず、一番はじめにやるのは、必ずこれです。

ただ、思い返してみると、同僚は、誰もやっていなかったかもしれません。
部下にあたるチームメンバーにも、ずいぶん勧めたのですが、実際には、誰もしていなかったかも…。

時間もほとんどかからないし、誰にだってできることなのに、どうして誰もやらないのか、 私にとっては、ものすごく不思議です。

誰でもできる、ごく単純なこと…

なにしろ、ものすごく単純なことですが、これ、すごく効果が高いのです。
これをしないなら、結局、自分の勘を頼るしかなくなるので、何をするにも不安でやっていられないとも思うのですが…

それは…

ズバリ、

競合他社のメルマガに、片っ端から登録すること

です。

具体的には、まず、「あなたのお客様が、検索しそうな言葉」で、実際に、検索をかけてみて

どんな会社のどんな商品が、上位表示されているのか
どんな会社が、どんな内容の広告を出しているのか
どんなホームページの構成になっているのか
はじめてのお客様に、何を、どんな値段で提案して、売ろうとしているのか

などを、あまり時間をかけず、できるだけ多く、ざっと見ていくのです。

そして、「これは、いいな」と思うものに出会ったら…
つまり、「もし、自分が本当にお客様だったとしたら、このページで買うな」という場合には、その会社やお店のメルマガに登録しておきます。

さらに、「ここは、売り方が上手だな」と関心するページに出会ったら…
ブックマークしておくのはもちろん、 実際に、商品を購入してみる
んです(実は私、結構、自腹切ってました…)。

実際に購入したら、何が起こる?

あなたは気づいていないかもしれませんが、実は、イケてる通販であるならば、一回販売して終わり、 という売り方をしているところは、まずありません。

どんな商売でも、一回きりのお客様ばかりでは、回って行かないものですが、 特に、通販ビジネスは、常連になってもらわないと、そもそも黒字が出ない仕組みになっています

ですから、自分で、実際に購入してみて、

商品と一緒に、どんなチラシが入ってくるのか、
その後、どんなダイレクトメールが来るのか、
どんなフォローメールが届くのか

などは、すべて、チェックしておくのです。
もちろん、素晴らしい内容であったなら、自社も、それに負けない施策を取っていかなければいけません。

メルマガで、何がわかるの?

それと同じように、メルマガも、研究材料としては、大変重要です。

そもそも、その会社が、お客様に、どんな告知をしているかが、筒抜けになるからです。

どんな時期に、どんな内容で、どんな商品を売っているのか、
商品の見せ方を、どう工夫しているのか、
さらには、継続して見続けていることで、セット内容や広告内容、商品の見せ方を変えてきている様子などもよく見え、 競合他社で、何が成功して、何が失敗したかも、わかるようになってきます

だからこそ、

もし、あなたが、「こういうビジネスをしたいなぁ」と、漠然としたイメージができた時に、 まず、何をすればいいのか?というと、お客様になったつもりで、検索をし、 広告を出している会社のメルマガに、片っ端から登録して、精読するのです。

これって、要するに、リサーチなのですが…

考えてみれば、これは、ごく当たり前のことのはずです。

自分の頭の中だけで、空想上のお客様相手に、ぐるぐる考えていても、はっきり言って、無駄です。
何も生まれることは、ありません。

逆に、ごく短時間であったとしても、 同じような商品・サービスで成功している他社の事例を見ていけば…

何をしなければいけないのか、
何をしたら失敗するのか、

が、おぼろげにわかってくるのです。

先に行っている他社に学んで、成功している形をモデリングする
有り体に言えば、マネをしていくわけですから、これさえやっていれば、実際、そう大きくコケることは、ありません。

逆に、マネしようと思えばいくらでもマネできるけど、あえて自社の方針はこっち、と言えるようになれば、 ポジショニング完成です。

どちらにしても、リサーチが先行していない限り、何をやっても上手くいかないし、 たとえ、上手くいったように見えたとしても、それはまぐれなので、再現性がない、というわけです。

単純なようで、すっごく奥が深いんです

さっきから、かなり重要なことを、さらっと言っています。

ですから、もし、これを読んでも、あんまりピンとこないという方は、とりあえず、ごく単純に、何も考えずに、今、上げた「行動」だけでも、真似をしてやってみてください

自分でやってみたなら、後になって、何で、これが奥が深いことなのかが、わかるようになると思います。

そして、実は、そういう発想こそが、ものすごく遠回りした挙句に失敗するか、すんなり成長してしていくかの、一番の違いかもしれません。

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