売り込まなくても、自然に売れ続けるための、たった2つのポイント

売り込まなくても、自然に売れ続けるための、たった2つのポイント

 先日、ちょうど昼食時に新幹線に乗っていました。

当然、車内の移動販売では、お弁当を売りに来る時間帯。
おなじみのワゴン販売以外に、手持ちでサンドイッチやお弁当を売る売り子さんも登場します。

その日に乗っていた車両の担当は、サービス業らしからぬ無愛想な男子学生風のアルバイトくん。
車内に入ってくるなり、
お弁当とお茶をお持ちしました」 と一言、言っただけです。

…が、もちろん、どんどん売れていきます。
売りつけなくても、お客さんの方から、声をかけて買っていくのです。

「昼時なんだから、当たり前だよ」と思うかもしれませんが、実は、ここに売れる秘訣が詰まっているって、ご存知でしたか?

そこで、今回は、売り込まなくても自然に売れ続けるために、何が必要なのかについて、お伝えしようと思います。

お客さんの方から手を上げてもらうために必要なこと

新幹線の移動販売のアルバイトが、どんな方法でお弁当を売っているのかを分解すると、
実は、やっていることは2つだけ、です。

つまり、

1.必要としている人のところに、すぐに提供できる形で、持っていく。
2.何が提供できるか、ハッキリと伝える。

たったのこれだけです。

逆に言えば、これを真似できれば、あなたの商品やビジネスも、売り込み不要で、勝手に売れていくということ、ですよね?

何かを買う時のお客様の気持ち、2パターン

もう少し、詳しく見ていきましょう。

たいていの人は、売り込まれて、嫌な思いをした経験があるので、「セールス」と聞くだけで、反射的に、
「なんとなく嫌だな」
とか、
「できれば、そんなことはしたくない」
という反応をします。

つまり、「自分と同じ嫌な想いを、お客様にはさせたくない」と考えているわけです。

でも、逆に、 今週末に着ていく洋服を、探している。
他のサイズがあるかどうか聞きたくて、店員さんに来て欲しいというアピールをしているつもりだけど、さっぱり誰も来ない。
ちゃんと説明してくれさえすれば、買う気で来ているのに、もう他の店で買うことにしようか。
というような、シチュエーションの場合。

必要としていて買いたいのに、 誰も声をかけてくれないから、買い方がわからない
買えないから、困ってしまう。
そんな経験もあったりしませんか?

だとしたら、できるかぎり、あなたのお客様には、そんな嫌な思いをさせたくはないですよね。
つまり、少なくとも、「こんなのがありますよ」という一声は、必ずかけるべきなのです。

もし、あなたが声をかけなければ、お客さんは、一番気に入った商品サービスではなく、 他所で、イマイチな商品を買うことになるとわかっていたなら、あなただって、必ず声をかけますよね?

あなたがやるべきなのは、まさにそれなのです。

あなたがしなくてはいけない、たった2つのこと

新幹線の車内販売のセールスの方法。
お弁当を今すぐ必要な人のところへ、すぐに提供できる形で持って行った上で、
「こんなものがあります。必要なら、売ることができますよ」と見せるだけ。
それ以上の売り込みは行わない。
という方法は、あなたのビジネスにも、効果的に応用できる可能性が高く、あなたの負担をぐっと軽くしてくれる方法です。

あなたがしなくてはいけないのは、押し売りではなく、
あなたの商品・サービスを必要としている人をみつけること
そして、 自分が何を提供できるのかを、ハッキリ伝えること
この2つだけなのです。

そして、これさえできれば、やたらと売り込んだり、煙たがられるセールスをする必要はありません。

お客様が誰か、そして、自分の商品が何かについては、磨いていく必要がありますが、 お客様の方から手を上げて買ってくれる仕組みが整うならば、 セールス自体が、ほぼ不要になるからです。

押し売りは、やる方もやられる方も、嫌なもの。
でも、お客様のために、お客様のタイミングにあわせて、単に提案すればいいだけなのであれば…
自分も、お客様も幸せに、なれちゃうのです。

ぜひこの機会に、あなたも、ご自身の2つのポイントを意識し直してみてくださいね!

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