LINE@拡大で、できるようになるかもしれないこと
LINEが、公開型アカウント「LINE@」をオープン化したとの発表がありましたね。
なんと、法人・個人問わず、月額無料でLINEを対外的なコミュニケーションやビジネスに利用可能だということです。
http://linecorp.com/ja/pr/news/ja/2015/937
要するに、これまで実店舗がないと利用できなかった「LINE@」が、個人でも使えるようになった点が画期的なのですが、おそらく「LINE@」をご存知なかった方も多いと思うので、今回は、新しくなった「LINE@」の可能性について、簡単に説明しましょう。
ご近所のお店で「LINEはじめました」を見たこと、ありますよね?
あなたも、近所のお店に、LINEの黄緑色のPOPが貼ってあったり、レジ前に「LINE@はじめました」と書かれていて、店員さんに登録をすすめられたりしたこと、ありませんか?
地元の小さなパン屋さんとか、美容室とかが使っているケースが多かったのですが、それこそが「LINE@」というサービスです。
大企業が運営している公式アカウントとは違って、公式アカウント一覧に表示されないため、お店でQRコード経由か検索で登録する必要があるのですが(つまり、すでにその店を知っていて、店のLINE@のIDを知らないと登録できない、というところに違いがあります)、とにかく登録さえしてもらえれば、お店から、定期的にLINEを通じて、クーポンを配布したり、キャンペーン告知ができるようになる仕組みです。
その昔、「ケータイメルマガ会員に登録したら、お得な情報が届きますよ」とやっていた店があったと思うのですが、それと同じことを、LINEを通じてできるのが「LINE@」。
ですから、例えば、「今、予約空いてます」とか「焼きたてです」とか「今月のお得情報」とかを流すことで、お客様に再来店を促す、強烈なきっかけになれるのが凄いということですね。
LINE@の何が変わったの?
ところが、このサービス、これまでは、リアルのお店がないと使えない上、個人じゃダメ、というルールでした。
そのため、例えば、ネット通販などで、「メルマガのかわりにLINEで流せたら…」と思ったとしても、実店舗がないという理由で使えなかったし、アカウント開設には、会社の登記簿なんかが必要でした。
昨今、あまりに迷惑メールが増加したせいで、メールは「届かない、迷惑メールになる、読まれない」という傾向にある中で、「LINEなら、ついつい開けて見てしまう」人が多いため、実際、「LINE@」は、効果的な販促方法になれる可能性を秘めています。
ただし、無料で使えるのは、一ヶ月に1000通(1通=1吹き出し)までなので(それ以上だと有料になり、50,000通まで税込5,400円、それ以上の配信は1通1.08円)facebookグループのように、サポートグループに使ったりするには不向きかもしれません。
ちなみに、大企業が運営している公式アカウントは非常に高額で、なんと初期費用800万円〜、アカウント維持に月額250万円〜。
それを、これを個人で、しかも無料から使えるということは、かなり画期的なニュースかと思います。
この新サービスを使えば、自分のLINE@を登録してもらうことで、誰でも、自分のお客様にLINEでキャンペーン告知が一斉送信できるわけですから。
プッシュ型メディア(こちらからお客様に積極的に案内を流すことが可能という意味)の新サービスとして、ぜひチェックして、どう使えば効果的かを、いろいろ考えてみてくださいね!
http://linecorp.com/ja/pr/news/ja/2015/937