スマホ対応とスマホ最適化の違いとは?
あなたの身の回りでも、スマートフォン人口、かなり増えてきているなぁと、思いませんか?
実は、統計データでは、調査方法によってバラつきが出るため、 かえって正確な「スマホ普及率」はつかみにくいのですが、やはり、どのデータを見ても、 スマートフォン利用者は増え続けている、という傾向だけはわかります。
おそらく、あなたの実感とも、あっているかと思います。
スマホ普及率の統計データ
ちなみに、どれもデータとしては古いのですが、有名どころでは、政府発表の内閣府「消費動向調査」(2014年3月で54.7%)と、 総務省「通信利用動向調査」(2012年末でスマホの普及率は49.5%)があります(いずれも、世帯調査です。 つまり、複数保有していても1台としてカウントされるし、家族の誰かが持っていたら保有世帯にカウントされる上、 単身世帯を無視しているとか、面接調査や郵送調査などでは、年齢層の高い方が回収しやすいため、 普及率が低く出る傾向があるとか、なかなか実態を反映していない要素はありますが、一応参考にはなります)。
また、民間では、これもちょと古めの、博報堂の「全国スマートフォンユーザー1000人定期調査」(2013年11月第8回調査の55.2%) が有名なようです(が、インターネットによる調査結果なので、インターネットを使っていない人の実態が入ってきません)。
そして、スマホを持っている人は、パソコンを使う人よりも、ずっとインターネットを使っている (リビジョンの2013年11月の調査で、スマホでのサイト閲覧頻度は「毎日」が79.8%で、PCからの閲覧頻度の約2倍)ということも、データで、はっきりと出ています。
つまり、パソコンと違って、スマホは、時間や場所を問わず「思い立った時に利用できる」手軽さが評価され、 どんどんネット検索端末として使われる範囲を拡大しているわけです。
検索の他にも、動画閲覧、オンラインゲームや、ツイッター・faccebookといったSNSを楽しみ、さらには、ショッピングにも使っていることを、データも示しています(先の博報堂調査で、ネットショッピングを「利用したことがある」が、全体の65.2%)。
ところが、未だに、スマホからインターネットを見ると…
正直、イマイチ見にくいサイトが多いですよね?
スマホ対応と、スマホ最適化は、全く別物
あなたがご覧になっているこのサイトも、スマホからアクセスした時には、スマホに対応した表示になるようにしてあります。
つまり、スマホ対応しているサイトではあるのです。
けれども、「これが、スマホから見た時の、ベストな表示なのか」というと、お恥ずかしながら、否と言わざるを得ません。
なぜなら、このサイトは、 基本的には、パソコンサイトを中心に設計されています。
そして、スマホでの表示については、 少しでも見やすいようにという意味では、手を入れていますが、 結局は、「パソコンサイトと整合性を取れる限りで、できるだけ」という程度で、お茶を濁したままにしてあるからです。
きっと、多くの「スマホ対応済み」のサイトは、このサイトと同じ状況ではないかと思います。
けれども、これだけスマホの所持率が上がっているだけでなく、パソコンよりもスマホから検索することが多くなっているのだとしたら、 スマホからも「一応、見られる」という程度の「低い基準」で、サイト設計をしていてよいのか、と思いますよね?
逆に、ここで発想を180度変えて、パソコンよりも、スマホで見たときの表示を優先すべきだろう、と考えるほうが、素直ではないかと思うのです(これを「スマホ・ファースト」といいます)。
とはいえ、まだまだネット業界では、スマホサイトは「一応」「ついでに」作成する、という程度の 扱いしか受けていないため…
たとえば、パソコンから見るなら気にならなくても、スマホからだと、ボタンが小さすぎて、押し間違えるとか、 スマホサイトの方が、情報量が少ないとか、いう状況を放置したまま。
多くの人が「気になっているけど、なかなか手が回らなくて…」と言っているうちに、時は確実に進んでおり、すでに、スマホ表示をメインに考えていい時代になっているのです。
近い将来、変わらざるを得ない、という現実を、どこまで見て見ぬふりできるか、 非常に疑問です。
スマホ最適化で忘れてはいけない視点
そして、そんな風にスマホ表示を考えた場合、忘れてはいけないのが、スマホならではの特性です。
スマートフォンというと、小さな検索端末のようなイメージがありますが、 そもそもは「電話」。
検索していて、思い立ったら、すぐ電話できるのが、スマホの魅力であり、最大の特徴でもあります。
いちいち電話番号を入力せずとも、タップするだけで、電話がかけられるので、とっても便利ですよね?
例えば…
現在、何かの申し込みやお問い合わせを受け付ける場合、 お申込みフォームを設置して、入力してもらう方法が主流です。
パソコンなら、それで問題はないわけです。
ところが、スマホの場合には、あの小さな画面から、 入力フォームに入れていくのは、かなり面倒な作業になります。
途中で嫌になって、断念した経験がある方も、かなり多いのではないかと思います。
そうだとするなら、これからのスマホサイトで重要なのは、どれだけ電話をもらえる形に作っているか、ということになりますよね?
つまり、スマホサイトを作る場合には、あなたのお店や教室、サロンや事務所の、電話をならさせることに、特化した作りにする方が、効果があがるということです。
今、あなたのところに「スマホで見たんですが…」という電話は、どれだけかかっているでしょうか?
集客できているかいないかで判断する
そして、スマホ対応がきちんとできているか、最適化がされているかというのは、そんな風に、結果から判断すればいいだけなのです。
「うちのサイトは、ちゃんとスマホから見ることができるから」とか 「スマホ対応なんて、とっくにやっているよ」では、 実際のところは、わかりません。
すべては、現実に集客できているかどうかで判断すべきです。
自分のサイトをスマホから、見た瞬間、「これでは注文しないよね」という残念なサイトになっていないでしょうか?
予約をするのに、ボタンを押し間違えたり、途中で嫌になるような作りになっていたり、電話がすぐにかけられなかったりしませんか?
実は、スマホから検索し、申し込みを検討しているお客様は、俗に「今すぐ客」といわれている、成約率の高いお客様であることが多いとも言われています。
だとすれば、なおさら「一応見れる・見られない」というレベルで議論するのではなく、スマホに最適化し、集客できる形になっているかという観点から、しっかりと考え直す必要があるはずです。
(ちなみに、スマホの普及で、10年に1度のチャンスと言われている今なら、旧来のサイトを作りなおすのにも、最高のタイミングです)
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